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ドヴォルジャーク・ホールの内部

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ステージ(以上プラハ)

 

ごした京都と少し共通点があるように思えて、何だか嬉しかったです。現在東京で暮らしているせいか、はじめ少々現実実離れしているように見えたのですが、逆に長い歴史の上に今があることを示しているようで、なんだかとても安心できるすてきな街でした。また来たいなあ…今度は仕事抜きで。
(中務朋子 トランペット)

 

【5月15・16日プラハ】

 

プラハでの演奏会場であるドヴォルジャーク・ホールは、音楽の祭典である“プラハの春”にふさわしく、歴史を感じさせるホールてした。1回目の公演では、まず吉松隆の「鳥たちの時代」で始まりました。鳥たちの声がホールに響き、そしてpppが森の雰囲気を作り出していました。そしてラロのスペイン交響曲では、ソリストの渡辺さんが気迫のこもった熱演で観客を魅了していました。そしてファリャの三角帽子では、今まで以上の拍手で無事終えることができました。、2回目では最終日ということもあって、メインプロであるジョスタコーヴィチの5番では広上氏の気合いを感じさせる演奏でした。旅の最後を飾って大変な反響で、コンサート後に行われた打ち上けパーティで、“プラハの春”実行委員会の方たちも大喜びのようでした。
(高橋智史 ヴィオラ)

 

なにもかも石でできているかのように思えるプラハの町は、5年前より華やかな町になったような気がしました。夕暮れにモルダウ川をはさんで逆光に霞む城の眺めは,心に残るものとなりました。
(飯島直子 ヴァイオリン)

 

ヨーロッパで春と言えば、一年で最も美しい季節。今回の旅は、それを充分満喫できる長さで、それはそれは前からずっと楽しみにしておりました。いきなりロンドンで始まるというのが、私としては聴衆をよく知っているだけに、ただひとつの心配でした。しかしそれを吹き飛ばすような盛大な拍手にカーテンコール。私自身14年ロンドンにいて、初めてと言っていい程の体験でした。もちろん、その後の演奏会をする上での何よりの勇気となった事は、いうまでもありません。
今回の旅は、多くの課題、宿題を残しながらも、大変貴重な経験もあり、実りの多い旅となりました。このことは必ず、これからの演奏にも,良い影響を与えてくれるものと信じて頑張っていきたいと思います。
(木野雅之 コンサートマスター)

 

日本フィルヨーロッパ公演寄付御芳名 追加分

 

 

目黒市民コンサート
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